DARKER THAN BLACK 黒の契約者 第26話「桜の花の満開の下」

今更DTBのテレビ未放送の感想か!?と言われそうだけど、
うん、この話は何度観てもおもしろいし、某コミュニティの副管理人(正しくは管理人だけど)なので、終わってしまったアニメだけど布教活動に務めます!
おもしろいよーDTB、最初の方はちょっと退屈かもしれないけど、中盤以降はめがっさおもしろいのさ!


そんなこんなで銀<イン>好きな方も、黒<ヘイ>好きな方も、男性の鎖骨に萌える方も大変満足されるであろう「桜の花の満開の下」の感想スタート!
























































話数が26話になっているけど、時間軸は銀<イン>と茅沼キコが出会った後となっている。
今回は、黒<ヘイ>が主役ではなくどちらかというと警視庁公安部外事四課所属の大塚真由ことMAYUMAYUが主役?ヒロイン?となってます。
テレビではそれほど活躍がなかった彼女だけど、テレビ未放送で大活躍!!主に腐方面にて…(笑)
同年代の男性よりも年上で渋く、自称”文学青年の成れの果て”でもある松本邦夫がタイプだという彼女の本当の姿は、ピンクこと茅沼キコが愛読する『薔薇のモーリス』の作者!
リアルな男性に興味がなかった彼女がリアルの男性に興味を持ち、恋に近い感覚を体験する、甘酸っぱい青春ストーリー…ではないですw


『薔薇のモーリス』とは…

 「薔薇のモーリス」の主人公モーリスは不幸な星の下で生を受けた。
 両親を目の前で殺され、密猟者に捕らわれ、闇市場の競売にかけられた。買われた先では過酷な労働・体罰が与えられ、
 衰弱していった。その後ジュンに助けられたことで、その不幸も終わったかに見えたが、先輩格でジュンの飼っている
 動物達のリーダー・アメデオから陰湿な虐めにあう。日に日に元気をなくし、拒食症になりかけたモーリスを心配した
 ジュンはモーリスを故郷の病院へ運ぶことを決意する。

象と人間の禁断の愛を描いた物語だった…!って象と人間は禁断すぎーー!!w
いやー象は予想を遥か斜め上を行く展開過ぎて、少々腐りかけた女の子の想像力豊さに尊敬の念を感じずには入られません!


閑話休題
そのMAYUMAYUこと大塚真由が警視庁公安部外事四課のメンバーと桜の花見に行った帰りから話が始まる。
程よく酔った大塚が帰り道に突然空から降ってきた瓶のようなものに頭をぶつけ、何かと思ったら全裸の中年男性が目の前に!!
うまく男性の大事な部分が隠れる演出は笑わざるを得ない。
男性の大事な部分がうまいように隠れる見せ方はどうなんだろう…w
男側から見ても、そんなの見たくないけどこのどうしようもない程カメラのアングルが変わっても大事な部分が隠れるしたたかな演出…DVDのみに収録されている話だからできる演出だよね〜w
全裸で闖入してきた男性は、直前に黒<ヘイ>と猫<マオ>が見つけたモノを横取りした契約者。
…にしても、桜の木下に埋まった謎のブツを掘り起こす時も仮面を外さない黒<ヘイ>…何か間違ってるぞ!
自身を表す黒のコートは脱いだに。。
まぁ、そのおかげなのか、大塚真由は全裸の契約者から窮地を助けてもらい、彼の鎖骨の追っかけになっちゃったわけで…(笑)
彼に見とれている隙に黒<ヘイ>の能力により気絶させられる。外事四課ということで黒<ヘイ>と猫<マオ>は記憶を改竄せずに放置。
目を覚ました大塚は先ほどまでの出来事が夢と思ったのか、黒<ヘイ>と全裸の契約者がしきりに発していた謎の暗号「4697635」を自身のWebサイトの作品「夜のモーリス」に織り交ぜる事に。


その後、どこかの同人売り場で知り合った茅沼キコに李舜生(リ・シェンシュン)を教えてもらい、李くんの鎖骨を見た大塚は仮面の男=李くんを同一人物と決め付ける。
そして、茅沼キコに半ば強引に李くんの住まいを聞き出し夜な夜なストーカー…もとい電柱の影から見守る健気で恋する女の子に。
…その姿を偶然見かけた同じアパートの住人が自分に好意を持っていると勘違いしてしまう、というオチもあったりしますがw
李くん…というより黒<ヘイ>は、彼女の行動が所属する外事四課としての行動と勘違いし、彼女を消そうとする。
それと時を同じくして、MAYUMAYUのWebサイトから大塚がBK-201こと黒<ヘイ>と接触しているのではないか、という事実が発覚し彼女を保護することに。
大塚を保護しようと彼女の跡を付けていた斎藤雄介はゴミ捨て場に身を隠した大塚をあっけなく見失う…霧原未咲の尾行も失敗し、さらに素人に近い大塚の尾行に失敗する斎藤って…。
黒<ヘイ>に遭遇した所で霧原未咲が大塚を保護し、車に乗せるも黒<ヘイ>の持つ少し変わったナイフにタイヤをパンクさせられ、建設途中の建物の敷地に避難。
そこに斎藤雄介も表れ、いよいよ場面も終盤!役者もほぼ揃った。
三人で隠れている中、大塚がBK-201について問い詰められると

「仮面を被っていてもわからない、愛は盲目です!」

と、常人には理解されがたい回答が…愛は盲目ってところは完全に同意ですがw
併せて、斎藤雄介に愛がないです、とか、彼が霧原未咲に思いを寄せている事を知ってたか、このような状況で愛について説教をし始める。
その声に後押しされてか、霧原未咲の制止を振り切り、契約者である黒<ヘイ>に一人で立ち向かうもあっけなく黒<ヘイ>のワイヤーに首を絞められ、それを霧原未咲に助けられる。
やっぱり頼りないよ、斎藤…。
ワイヤーを銃で撃った時に千切れたワイヤーの一方が黒<ヘイ>の仮面に当たり砕ける。
黒<ヘイ>の素顔が顕わに。
そこには、霧原未咲がよく知っている李舜生の顔が!
驚きで目を見開く李くん、


そんな緊迫した場面に、桜の木下に埋まっていた謎の薬が入った瓶を咥えた猫<マオ>が満面の笑みで駆けてくる!
DKHN(ダメだ こいつ… 早く 何とかしないと…)。
そこにメスの猫が登場!!
この季節は大変なんだよと語る猫<マオ>が大変な思いをしているのは、発情したメス猫である。
その姿に気おされた猫<マオ>は咥えた瓶を放し、中に入った薬が辺り一面に広がる。
次々と気を失っていく中、黒<ヘイ>と猫<マオ>だけは無事。
何が起こったかわからずただただ立ちすくむ一人と猫一匹であった。


後日、黄<ホァン>からそれが花粉症に効く薬だと聞かされる。
だが副作用として数日の記憶が失ってしまうという代物。
それを嗅いでしまった霧原未咲、斎藤雄介、大塚真由らはここ数字の記憶を失う事に。
大事な事を言ったはずだと唸る斎藤雄介。
何か大事なモノを見たはずだと語る霧原未咲。
そして、花粉症にかからなくなったと喜ぶ大塚真由。
それぞれの想いを乗せ物語が終わると思いきや、冒頭で黒<ヘイ>が、

契約者は夢を見ないし、花粉症にもかからない

と言っていたが、くしゃみをし「まさかな…」と呟く黒<ヘイ>というよりも李くんがかわゆすぎるぜ!!w


スピンオフに近い第26話だけど、シリアスな本編から想像もできないほど笑える話になったけど、ちゃんと黒の契約者としても話に絡んでいるので問題なし!
25話まで観ていい作品と思った方はぜひ26話も観てほしいです!!
シリアスじゃない、スタッフが好きなように楽しく作った黒の契約者の世界観をぜひぜひ味わって下さい!!



DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 9


最後に、無口で大人しい銀<イン>が茅沼キコに焚き付けられ、腐りかけてしまい、愛読していたと思われる「夜のモーリス」の一文でも。

まるでそれは春の宵の幻。
猫は仮面の男に謎の暗号を告げた。
『4697635』暗号。
その暗号を仮面の男から受け取ったジュンは、まっしぐらにモーリスが拉致されている動物園へ向かって駆けそして叫んだ。
「モーリス、やっぱり僕には君が必要なんだ。人間と象だって愛し合える。禁断の愛と言われたって、モーリス、僕はその愛に準じていき…