『扉の外』 著/土橋真二郎 イラスト/白身魚 感想

★第13回電撃小説大賞<金賞>受賞作品!!★
◇扉の外
著/土橋真二郎
絵/白身魚


あらすじ
“扉の内側”を支配するモノは──“ルール”
 修学旅行に行くはずだった高校生・千葉紀之が目を覚ましたとき、
 そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。
 訳もわからず呆然とする一行の前に、“人工知能ソフィア”を名乗る存在が現れる。
 ソフィアに示される絶対の“ルール”。だが、紀之は瞬間的な嫌悪感からソフィアからの庇護と呪縛を拒否してしまう。
 紀之以外のクラスメイトはその“ルール”を受け入れ、“ルール”が支配する奇妙な日常がはじまった。
 孤立した紀之はやがてひとつの決心をするが……。

ネタバレしない程度に感想を言うと、
え?これで終わり??何も解決してないじゃん。。。
って感じ。映画『CUBE』の終わり方に似てなくもない。
後味が悪い終わり方でもないが、ハッピーエンドでもない。ジャンプ的にいうと、俺たちの戦いはこれからだ!に近い感じで終わってしまった。。
この終わり方は続編だし気満々なのか、枚数的に厳しくなって投げっぱなしオツなのか、判別できない。


まぁ、このよくわからない空間+国取り合戦とそれに伴うルールが非常におもしろいんだけどねぇ〜。
続編を出してほしい気もするけど、すっごいグダグダになりそうだよなぁ。。
とりあえず、イラストを担当した白身魚氏は今後も応援したい!!


扉の外 (電撃文庫)

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